• PROFILE

Concept Creator
Creative Producer
Hair & Makeup Artist

The Architecture of Presence

水島裕作は、人物やプロジェクトの「存在」に輪郭を描く。
ヘア&メイクアップアーティストとしての実践を礎に、
クチュールと文化の間を往環しながら、
響きを持つ世界観を紡ぐ。

PROFILE

BIOGRAPHY

水島裕作のキャリアは、ひとつの出会いから始まる。

当時ニューヨークで最も著名な日本人の一人として活躍していた
ヘアードレッサー・須賀勇介氏のもとで、その歩みをスタートさせる。

学生時代、同氏が著した『須賀勇介のビューティフルヘアー』と出会ったことをきっかけに、
世界で通用する確かな存在であると感じ、師と仰ぐようになる。

技術のみならず、美意識や人生観、
仕事に向き合う姿勢そのものを学ぶべく、
美の世界を志す。

須賀氏は、ニューヨークに自身のビューティサロン「SUGA SALON」を構える一方、
日本ではパリ・オートクチュールメゾンとして知られる森英恵グループ(HANAE MORI)の
ビューティサロン「STUDIO-V」のディレクターを務めていた。

水島裕作は「STUDIO-V」にて須賀氏のアシスタントとして師事し、
第一線の現場での実践を重ねるなかで、
自身の表現を支える審美眼とプロフェッショナリズムを培っていった。

須賀氏はまた、写真家リチャード・アヴェドンと共に
『VOGUE USA』のカバー撮影などを手がけたことでも広く知られ、
国際的なファッション、ビューティー、そしてセレブリティの最前線で活動していた。

須賀勇介先生

恩師、須賀勇介先生と共に。

水島の最初のレギュラーの仕事は、須賀勇介氏の紹介により、
テレビ番組『ザ・ベストテン』『徹子の部屋』にて、
司会者・黒柳徹子氏のヘアを担ったことに始まる。

その後、表参道のHANAE MORIビル オートクチュールサロンにて開催された、
森英恵主催による各国大使館夫人を招いたクチュール・プレゼンテーションにおいてヘアを手がけるなど、クチュールの現場でも経験を重ねる。

そして31歳で渡米。
ニューヨークの「SUGA SALON」に勤務し、
国際的な社交界やハイエンドファッションの現場に身を置きながら、
ラグジュアリーな世界観と洗練された美意識を体得していった。

帰国後は、演出家・浅利慶太による
劇団四季のオリジナルミュージカル『李香蘭』をはじめ、
『クレージー・フォー・ユー』
『アスペクツ・オブ・ラブ』
『キスへのプレリュード』において、
ヘア&メイクアップのデザインおよびプランニングを手がけた。

また、高田賢三氏による「KENZO」の姫路で開催された凱旋コレクションにおいて、
メイクアップアーティストとして携わった。

さらに、1993年1月1日に新装オープンした新宝塚大劇場の開場記念公演として
星組により上演された宝塚歌劇団公演『パフューム・ド・パリ』において、
高田賢三氏がコスチュームデザインを手がけるなか、
メイクアップデザインを担った。

以降、韓国へ渡り、
『VOGUE』『HARPER’S BAZAAR』『ELLE』
『madame FIGARO』『marie claire』
などのファッション誌の撮影に
ヘア&メイクアップアーティストとして参加し、
国際的なエディトリアルの現場においても
活動の幅を広げていった。

LANCÔME では、パリを拠点とするメイクアップアーティスト
ティボー・ヴァーブル氏と共に、
来日イベントおよびファッションマガジンのビューティページ撮影に携わり、
キャンペーン女優である
ジュリエット・ビノシュ、
イネス・サントス、
エリザベス・ジャガー、
マリー・ジラン
のヘアを手がけた。

また、ランコムの美の哲学をまとめた出版物
『MEMOIRE LA BEAUTE, LANCÔME』 において、
ジュリエット・ビノシュのヘアを手がけた。

ESTÉE LAUDER では、来日イベントにて
キャンペーンモデルであるキャロリン・マーフィーの
ヘア&メイクアップを手がけた。

さらに、パリ・ファッションウィークで発表されたコレクションの世界観を受け継ぎ、
東京で開催された GIVENCHY のコレクションにおいて、
ユベール・ド・ジバンシィ、ジョン・ガリアーノ、
アレキサンダー・マックイーン各在任期のシーズンにおける
ヘア&メイクアップチームのチーフを務めた。

また、アレキサンダー・マックイーン在任期の来日コレクションでは、
マックイーン本人およびフランスから来日した
メゾンのチーフヘア&メイクアップチームの指揮のもと、
日本側ヘア&メイクアップチームのチーフとして制作に携わった。

ETRO 創業40周年アニバーサリー・コレクションでは、
エトロ・ファミリーと共に、
日本でのヘア&メイクアップアーティストチームの
チーフとして参加した。

水島裕作の活動は、ヘア&メイクアップアーティストとしての実践を起点に、人物やプロジェクトの「存在」をどのように立ち上げるかという問いへと広がってきた。

外側に現れる印象から内側の構造へと視点を移し、その過程が現在のコンセプトクリエイションへとつながっている。

ヘアー&メイクアップの経験を基盤に、現在も表現の現場に携わりながら、コンセプトクリエイションへと領域を広げている。

ファッション、アート、カルチャーの分野において、思考と実践を往還しながら、創造に関わり続けている。

近年では、エキシビションやプロジェクトにおいて、
コンセプト設計およびクリエイティブディレクションへと活動の領域を広げている。

JOURNAL

CREATIVE PRACTICE / CONTACT

SELECTED WORKS

2026年4月
国立新美術館にて開催された「森英恵 ヴァイタル・タイプ」展にて、
佐藤しのぶ氏のヘアー&メイクアップを担当。

会場展示および図録にクレジット掲載。
衣装に関するコミュニケーションおよび調整にも関与。

2025年10月
デビッド・ロックフェラー Jr. 名誉会長夫妻主催によるSailors for the Sea Japan / Blue Seafood Guide ハイレベル・チャリティディナー に出席。
主催者である デビッド・ロックフェラー Jr. 氏およびスーザン・ロックフェラー氏のヘア&メイクアップを担当。
スーザン・ロックフェラー氏のヘア&メイクアップは、2013年より継続して担当している。

Sailors for the Sea は、デビッド・ロックフェラー Jr. 氏によって設立された海洋環境保全を目的とする国際的なNGO団体であり、同氏は Sailors for the Sea Japan の名誉会長を務めている。

また、スーザン・ロックフェラー氏は、Sailors for the Sea Japan の関連団体である Oceana のオーシャン・カウンシル理事として同団体を支援している。会場:アークヒルズクラブ コンチネンタルダイニング

2024年7月
青山学院創立150周年記念ミュージックビデオ「君は Be the difference」 において、ヘア&メイクアップ監修として参加。
続いて、青山学院大学 総合文化政策学部にて、
ファッション、アート、オートクチュールをテーマに、
ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された
「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion」 展のレポートをはじめ、
ヘア&メイクアップを担当したピアニスト・岡崎ゆみ氏が出演したカーネギーホールでの公演、
クリエイティブプロデュースを手がけた「佐藤しのぶ 永遠のディーバ展」、
さらに師匠・須賀勇介氏についてなど、
自身の実体験を交えながら ゲストアーティストとして講演を行った。

2024年6月
ニューヨークの カーネギーホール(ゼンケル・ホール) にて開催された
ピアニスト・岡崎ゆみ氏のリサイタルにおいて、ヘア&メイクアップを担当。
Yoshiaki Murata & Yumi Okazaki Recital Tribute to Italy
Zenkel Hall at Carnegie Hall
Sunday, June 9, 2024|2:30 PM]

2019年7月
カーネギーホール(ワイル・リサイタルホール)にて開催された
岡崎ゆみ氏のピアノ・リサイタルにおいて、ヘア&メイクアップを担当。
Yumi Okazaki Piano Recital with Alexander Hobbs
Weill Recital Hall at Carnegie Hall
Thursday, July 18, 2019|8:00 PM]

また、コンセプトクリエイターとして岡崎ゆみ氏のビジュアル全般における
コンセプト設計およびクリエイティブディレクションを手がけ、
ポートレイト撮影、Webサイトの企画立案、SNSビジュアルなどを通じて、
一貫した世界観の構築を行った。

2023年5月
SHINOBU SATO DIVA FOREVER ― 永遠のディーバ展
および 「SHINOBU SATO ブランド」 のクリエイティブプロデュースを担当。

また、オペラ歌手・佐藤しのぶ氏のヘア&メイクアップを、
ステージおよび写真・動画撮影において長年にわたり担当してきた。

本展は、オペラ歌手・佐藤しのぶの芸術的軌跡と、
華麗な舞台衣装に焦点を当てた初の特別展として開催された。

展示では、実際に舞台で着用された衣装として、
世界的ファッションデザイナー・森 英恵による
HANAE MORI PARIS HAUTE COUTURE の
80着に及ぶ舞台衣装コレクションの中から選りすぐりの作品に加え、
オペラハウスの衣装デザイナーによるオートクチュールドレスを、
本人の映像やサウンドとともに公開。

会場は、建築家・安藤忠雄氏設計の
STUMP BASE(東京・南青山)。
佐藤しのぶの芸術への哲学と、モードな美の世界との出会いをテーマとした。

また、クリエイティブプロデューサー/コンセプトクリエイターとして
「SHINOBU SATO DIVA FOREVER ― 永遠のディーバ展」および
「SHINOBU SATO ブランド」 における
ビジュアル全般のコンセプト設計およびクリエイティブディレクションを担当。

ブランディング、エキシビションの企画・構成、プレスレセプションおよびPRをはじめ、
公開衣装のスタイリング、各種デザイン制作
(Webサイト、デジタル図録、ロゴ、フライヤー、映像制作、写真撮影 ほか)に至るまで、
プロジェクト全体を横断したクリエイティブを手がけ、
一貫した世界観の構築を行った。

Photo: Junji Hata

2019年3月
歌舞伎座および国立能楽堂にて、
梅津流お家元・梅津貴昶氏メイクアップを担当。

同年、歌舞伎座にて開催された
創流三十五周年記念 古希 第十六回「梅津貴昶の会」において、
『京鹿子娘道成寺』『万歳』などの演目のメイクアップを手がける。
ゲストとして中村勘九郎氏、坂東巳之助氏が出演。

なお、梅津貴昶氏のメイクアップは、
2000年より、歌舞伎座および国立能楽堂における
「梅津貴昶の会」を継続して担当している。

2018年11月
Sailors for the SeaBlue Seafood Guide チャリティー・ガラにおいて、
チャリティーオークション用カタログおよび壇上にて、
自身のヘア&メイクアップサービスを出品。
この活動は、スーザン・ロックフェラー氏と共に行われた。

2018年4月
浅利演出事務所によるミュージカル
『李香蘭』再演ポスターヘア&メイクアップを担当。

演出: 浅利慶太
作曲: 三木たかし
衣装: 森英恵

また、劇団四季ミュージカル『李香蘭』の初演(1991年)より
さらに 『クレージー・フォー・ユー』
『アスペクツ・オブ・ラブ』
『キスへのプレリュード』 などにおいて、
全配役におけるヘア&メイクアップのプランニングを担当した。

2017年2月
ドイツのプレミアム子供安全ブランド Cybex
ローンチイベントプロデュースを、
シテ・ドゥ・タン銀座(ニコラス・G・ハイエックセンター) にて担当。

当時、ファッションデザイナー・ジェレミー・スコットとの
コラボレーションラインも大きな話題となった。

企画・立案から開催までを一貫してプロデュースし、
プレスレセプションおよび PR(パブリシティ)を統括

2016年
ビューティーとライフ」をテーマに、
東京富士美術館にてゲスト講演を行う。

2015年
黒柳徹子氏をゲストに迎え、
雑誌 『いきいき』(現・ハルメク) にて特別対談を行う。

2014年
日本を代表するオーボエ奏者であり、後に指揮者としても活躍する
宮本文昭氏のラジオ番組
宮本文昭の音楽、雑学、人生楽」(Music Bird/FM東京)にゲスト出演

また、宮本文昭氏のヘア&メイクアップを長年にわたり担当していた。

Work

Portlaitイネス•サントレ, 梅津貴昶, エマニュエル•ベアール, エルザベス•ジャガー, 岡崎ゆみ, キャロリン•マフィー, 黒柳徹子, ケリー•チャン, 佐藤しのぶ, ジュリエット•ビノシュ, スーザン•ロックフェラー, デビッド•ロックフェラー Jr., 胡軍, マリー•ジラン, 宮本文昭, モイツァ•エルトマン, ローレン•ブッシュ•ローレン
Stage浅利演出事務所, 劇団四季, 宝塚歌劇, 劇団NLT
Editorial Japan: ELLE, FIGARO, SPUR, VOCE, FRaU, Domani, Maquia, 25ans, 25ans Wedding, Richesse
Korea: VOGUE, ELLE, madame FIGARO, Marie Claire, Harper’s Bazaar, Esquire, Wedding21
China: Femina(伊周)
Thailand: DONT Magazine
Spain: Novias Sposabella
Runway Wolford – Tokyo
ETRO (40th Anniversary) – Tokyo
Givenchy (Hubert de Givenchy / John Galliano / Alexander McQueen) – Tokyo
FURLA – Tokyo
AdvertismentDiane BOTANICAL、高島屋, NIKE, 不二家, ポンテ・ベッキオ, ワコール中国
Wacoal China,Fuji Film, Fujiya, Honda, Kewpie, Nike Japan, Ponte Vecchio, Sapporo Breweries, SONY, Takashimaya, Unilever Japan
CosmeticsClarins, Lancome, Estee Lauder
Conversation2024 「講話 / 青山学院大学 総合文化政策学部」

2018 「ヘアー&メイクアップ・アーティストとして、ヘアー&メイクアップ サービスをチャリティー に出展する/ セイラーズ シー ブルー シーフード ガイド チャリティー レセプション / ロックフェラー財団会長・デビッド・ロックフェラーJr.氏設立」

2016 「講演 / 東京富士美術館」

2016「クリエイターズメッセージ / あとろこ横浜 Webマガジン」

2015 「誌面スペシャル対談 / 黒柳徹子X水島裕作 / いきいき誌」

2014 「ラジオゲスト出演 / 宮本文昭の音楽、雑学、人生楽 / Music Bird、東京FM」 。

2014 「 インタビュー、コラム / Bell Commons ウェブサイト」